Thema

  • 2007.04.01 Sunday
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歴史に埋もれた名曲の発掘・研究・紹介を生涯のテーマとして取り組む。
対象としているのは、19世紀から20世紀の約200年の間、主にドイツ、
イタリア、フランスで活躍した作曲家200人余り。
個々の作曲家の生涯にわたる作品を丹念に調べることと同時に、世代ぐ
るみで音楽家たちを包括的に眺める視点を重視する。
そのことを自身の言葉で「欠落していたパズルのピースを次々に探し出
しては所定の場所に当てはめてゆく。それが私の作業であり、そうする
ことで、まだ誰も見ていない、歴史の絵模様が徐々に姿を現してくるの
である」と考えている。誰が一番優れているかという短絡的な発想では
なく、作品の献呈関係を軸に師弟・交遊関係なども関連づけて調べるこ
とで、その時代がより鮮やかに蘇ってくるのである。
金澤攝の地道な取り組みの結果、限られた作曲家と一部の作品のみが未
だ名曲とされる風潮に異を唱える根拠が明らかになってくることは間違
いない。